迷ヒ家ノ鬼 タイトル画像

注意：このコーナーは『迷ヒ家ノ鬼・本編』とはあんまり関係ありません。

第6回：ヒトを育てるのは環境である
香住：
「さて…開発がわりと順調に進んだ分、やっぱネタがないな」
遠島：
「よし、やっぱり何か事件を…！」
香住：
「座っとけ！」

「…じゃあ、恒例のキャラクター紹介でもしとくか」

「一応主人公だし、オレからってことっで」
遠島：
「でも別に香住について語りたいことなんて、何一つないぞ」
香住：
「そこをひねり出すのがこのコラムなんだよ」

「なんか考えて。気になったこととかさ」
遠島：
「気になったこと……あ」

「そういや、ずっと気になってたことがあったんだ」
香住：
「お」
遠島：
「アプリの説明文に…」

強気な女の子とクールな男の子の高校生コンビで送る、ドタバタ青春ホラーアドベンチャー！

「…ってあるだろ？」

「…香住はクールなのか？結構にぎやかじゃないか？」
香住：
「……。オレが自分でクールだって主張してるわけじゃないし」

「でも、初期設定では確かにクールという単語は出てたんだぞ」

「構想段階では目つきももうちょい悪かったし」

「だけど、遠島の言動を処理してるうちに、だんだんまろやかに…
遠島：
「私のせいだって言うのか」
香住：
「オマエのせいなんだよ、確実に」

「オレをにぎやか方向にシフトさせたのは、３割が血で７割がオマエだ」
遠島：
「……。まあ、いいじゃないか」

「私はまろやかな人間のが好きだぞ！」

「カレーもまろやかなほうが好きだ！」
香住：
「カレーと同列にしないでくれる？」

「だいたい、オマエ、カレー、そこまで好きじゃないくせに…」
遠島：
「でも嫌いじゃないぞ。普通に好きなんだ」
香住：
「普通に好きって？」
遠島：
「別にどきどきわくわくはしない」

「でも香住のことは、カレーにクッキーが入ってるくらいに好きだぞ！」
香住：
「……。（？　それって普通のカレーより上なのか？下なのか？）」