6/7 update
◆こんにちは。
ナイトメアプロジェクトです。ナイトメア・プロジェクトへのご来訪、有難うございます。
■突然ではございますが、皆さま、
『Obduction(オブダクション)』というゲームをご存知でしょうか?
海外のゲームなのでご存知ない方も多いと思うのですが、
『Myst』の制作会社『Cyan(サイアン)』が2016年にリリースした、PC向けのアドベンチャーゲームです。
『Myst』のように突然異世界に放り込まれ、世界中を歩きまわって謎(パズル)を解いていきます。
※『Myst』は、1994年に家庭用ゲーム機のSSとPSで発売されました。現在はAppStoreで配信中です
その『Obduction』ですが、このたび、
ナイトメア・プロジェクト初の日本語ローカライズタイトルとして、
6月末に"PlayStation 4"で発売されることになりました!
しかも、日本での販売というだけではなく、がっつりとローカライズに参加しております!
ローカライズにあたり、スタッフが何人も『Obduction』をプレイしたのですが、さすが海外のゲームというべきでしょうか、難易度のケタが違います。
『Myst』や続編の『Riven』
(ともにiOSで配信中)をプレイした事がある人はわかると思うのですが、とにかく説明がなさすぎて、開始早々自分は何をしたらいいのかわかりません。
とりあえずあちこち歩き回って、触って、触ったらたまに何か動くけど天の声
(音とか説明とか誘導)とか全くなくて、でもどこかの何かが変わっていて、だから何ができるんだとか、
自力で見つけていかないと進めないゲームなのです。
ハマる人はハマるけれど、苦手な人はとことん苦手という、とっても極端なゲーム。
ちなみに大ボスが最初にクリアをしたのですが、その手順をメモしていってくれてまして。
後続スタッフは
「なるべくノーヒントで、でも詰まったら大ボスメモ」という感じで進めていきました。
が…
全然進めない! 大ボスメモを見ても難しい!
しかも現在地がわからないから、向かうべき場所もわからない!
地図は一応あるのですが、いつでも見られるわけではないんですよね…
方向感覚に疎いスタッフが多いので、地図を見てもわからないこと多いのに、見たい時に見られないのは致命的。
ということで日本語版では、
地図を入手した後はいつでも好きな時に見られるように機能追加されております!
そして大ボスメモも誰かがプレイするごとに書き加えられていき、
素敵な攻略書ができあがりました。
日本語翻訳されたセリフも、ナイトメア・プロジェクトのシナリオ担当が何度もゲームをプレイして、何度もゲームの流れを見直して、何度もダメだしに心を折られて、何度も修正を繰り返して完成いたしました。
それでも得られるヒントは難しいですが、少しは日本人向けにまろやかになっていると思います。
私もこの手のゲームが好きなので『Myst』や『Riven』もプレイ済みですが、
『Obduction』の難しさは『Myst』の比ではありませんでした。
でもグラフィックがすごく綺麗で、異世界を実際に歩き回っているような感覚で、ついつい引き込まれていきます。
もしご興味を持ってくださった方はプレイをしてみてくださいね!
でも本当に難しいので、
「ナイトメアのシナリオ担当さんが翻訳しているから」という理由でご購入をお考えの方は
(嬉しいのですが)、一週間くらい冷却期間を置いて、もう一度冷静にお考えいただくことをオススメしたいです。
あと、ゲームは突然、理不尽に、始まりますので、自分は
「突然異世界に放り出されて全く説明がなくて自力でギミックを解いていく」ことが受け入れられるのかどうか、先に『Myst』で試してみるのも良いかもしれません。
◆それでは、ごゆるりと、優しい悪夢の世界をお楽しみくださいませ…。
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